アクティビティ:ハイキング、カヌー、キャンプファイヤー、クラフトなど
小学生から10代後半の子どもを対象として、森の中や湖畔など自然豊かな場所にテントを張って過ごします。キャンプには、休暇中の大学生が子どもたちのカウンセラー(先生役)として参加します。管理された安全な環境の中で、自然環境と接する際のリスクのとり方について学びます。また、家族から離れて他の人と集団生活を行うことにより、子どもの社会性を育み、自立心を促す目的もあります。
アクティビティ:プログラミング、語学、演劇、マジック、料理、サッカーなど
キャンプのコンセプトは多様化し、子どもの興味がある分野に特化したプログラムや、特定の技能を短期間で向上させることを目的とした実用的なプログラムなど、より個人の趣向に合わせた形態に進化しています。冷房やデジタル機器など設備の整った屋内においてスクール形式で行われるものはサマースクールと呼ばれたりします。従来のアウトドア、サバイバルというイメージはありません。
私たちのキャンプは、伝統的なキャンプと近代的なキャンプを組み合わせたミックスプログラムで構成しています。子どもたちのカウンセラー(先生役)には、英語ネイティブの大学生らを国内外から招きます。子どもたちはキャンプ中、カウンセラーから英語を教わったり、自然あふれる開催地で様々なアクティビティを楽しみます。この共同生活を通じ、地理的・文化的に離れた環境で生活する人々の考え方が多様であることを子どもたちに気づいてもらい、自分の外の世界の広さを肌で感じてもらうことを1つの目的としています。カウンセラーはこどもたちのリーダーとして、キャンプが安全に楽しく行われることを第一の目的として参加します。キャンプに参加することは彼らにとっても人生を豊かにする経験であり、目的意識をもった学生たちが参加します。第二の目的は、子どもたちに「英語を話すことは楽しい!」と思ってもらうことです。他言語を覚えるならば、先入観が少なく多くの可能性を秘めた子どものうちに始めるに越したことはありません。机に向かって勉強するだけではなかなか上達は望めませんが、英語は、日本人にとっての日本語と同じように、適切な覚え方を適切な時期に行えば、誰でも話すことができる単なる言葉です。しかし、いくら若くてもたった数日で英語を話せるようにはなりません。私たちが提供できるのは、小さなきっかけです。 キャンプでは、ゲーム形式で楽しみながら英語を使うプログラムを組んでおり、短い期間でも子どもたちに達成感を味わってもらえるような仕組みになっています。この体験を通じて、子どもたちが英語を話すことに対して持った興味と身につけた自信は、家に帰ったあとでも自発的に英語を学びたいと思うエネルギー源になると考えています。子どもが楽しいことに対して投入する集中力は時として目をみはるものがあります。これをきっかけに英語が話せるようになったり英語の成績が向上すればさらに達成感と自信を深めることになり、学ぶことの楽しさを知ることができるのではないかと思っています。そのようなきっかけをキャンプのどこかで見つけてくれることを期待して運営を行っています。